1. |
白昼夢
02:58
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水の中のよう
浅くなる呼吸 遠くで声が聞こえた
この心と身体と 夜を越え朝を迎える
それだけで充分なはずはなく
人は求めることを終えることができないのなら 生きることはどういうことなのだろう
焦燥と並行し 夜を泳ぎ思う
忘れる 間違える 傷つく 傷つける
誰かと交わるたび 絶えず繰り返す
忘れる 間違える 傷つく 傷つける
それでも生きている 僕らは
抱きしめ合うことができる
水の中のよう
浅くなる呼吸 遠くで声が聞こえた
白昼夢に浸った昨日のこと
僕ら幸せそうに夜を駆けていた
寝ぼけ眼をこすりながら
見た青がいつまでも離れない
この心と身体と 夜を越え朝を迎える
それだけで充分なはずはなくとも
君が生きている
その事実が僕の救い
優しさで何度も地獄を見てきた
君がいちばん美しく笑う
それが悔しくて僕は泣いた
湿った心を抱きしめて
深海のような視界に入る光も信じたい
生は苦しくて、美しい
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2. |
陽射しに照らされて
05:30
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陽射しに照らされた煙にただ見惚れていた
口からは君の匂いがして
目が覚めた
真っ直ぐな道なんて
歩きたくなかったはずなのに
君のその真っ直ぐな心が欲しい
張り裂けそうな痛みさえも愛した
惨めに思った過去も今をつくった一部
新しい季節の気配と
飲み込んだ悪い夢
空に溶けてゆく煙にただ見惚れていた
過ぎ去った時を慈しんだ
自分を救えるのは自分だけだから
君の隣にいることを選んだ
思惑の片隅に留めておいた呪い
君にはもう話せない 傷つけたくないから
悲しみをできるだけ沈めて 何を浮かべよう
汚れたわたしの身体を洗い流してくれた
その手を握って眠った
また夜が明ける
陽射しに照らされた煙にただ見惚れていた
口からは君の匂いがして
目が覚めた
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3. |
救えない
05:01
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救えない
でも愛したい
無力さがもどかしい
狂ってることはじゅうぶん
わかってるつもりさ
それでも何故かおかしいとは思えない
救えない
でも愛したい
無力さが虚しい
嬉しいと悲しい 楽しいと寂しい
苦しいと何処か少し心地いい
狂ってることはじゅうぶん
わかってるつもりさ
それでも何故かおかしいとは思えない
ぶつかり合って
中の方まで 触って 見せ合って 探り合って
ぜんぶ知ったような顔はしないから
愛して 愛させて
もう少し上手く生きれたら
なんて思うのはこれで終わりにしたい
今日眠ったら当たり前のように
また今日になるけれど
今の僕の気持ちは何処へ行くの
誰にももう何も言わせない
歪んでる思想だって君は君で
何者でもない 君でいてと願う
ぶつかり合って
中の方まで 触って 見せ合って 探り合って
ぜんぶ知ったような顔はしないから
愛して 愛させて
救えない
でも愛したい
無力さがもどかしい
狂ってることはじゅうぶん
わかってるつもりさ
それでも何故かおかしいとは思えない
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4. |
ロックンロールが嘘になっても
06:06
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君が生きるには この世は冷たすぎる
「守りたい」なんて言ったら
笑われるだろうけど
もうそれしかないんだ
君は優しすぎるから
自分を許せないんだろう
君は優しすぎるから
何度も自分を殺してるんだろう
真っ白な紙を汚される毎日だね
血ではなく涙を流そう
そうすれば 笑えるはずさ
ロックンロールはいつからか嘘ばっか
ロックンロールはいつからか嘘ばっか
君が生きるには この世は切なすぎる
「守りたい」なんて言ったら
笑われるだろうけど
この場所を守りたい それだけが僕の望み
君が生きていければいい
君が生きていける場所があればいい
君は真っ直ぐすぎるから
すべてを見透かしていて
真っ直ぐすぎるその心は
とても壊れやすいんだろう
それはとても素晴らしい
それは人のあるべき姿
悪いのは君ではない 目を覚さないあいつら
ロックンロールはいつからか嘘ばっか
ロックンロールはいつからか嘘ばっか
覚えていよう 僕たちは覚えていよう
言葉よりも先に抱きしめ合うこと 覚えた日を
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5. |
18時
03:41
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18時になってやっと今日の空を見た
わたしはようやく息ができて
嬉しさのあまり夜の街を駆け出した
駆け出した 行き先はもう迷わない
この足で 夜に駆けて君に会いに行ける
それだけで生きていける気がしてる
誰かが嘲笑おうとも
誰かが邪魔しようとも
それらは意味を成さず砕け散るだろう
わたしは何度でもわたしになる
どれだけ時が経とうとも
君とわたしが存在してたことは揺るがない
許せないわたしを許してくれた
日々がある
来世なんて期待してないけど
来世でもうたをうたおう
来世なんて期待してないけど
また人になれたら
また会おう
約束はいらない
どれだけ時が経とうとも
君とわたしが存在してたことは揺るがない
忘れたわたしを覚えててくれた
日々がある
18時になってやっと今日の空を見た
わたしはようやく息ができて
嬉しさのあまり夜の街を駆け出した
駆け出した 行き先はもう迷わない
この足で 夜に駆けて君に会いに行ける
それだけで生きていける気がしてる
君と生きる わたしたち夜に駆ける
君と生きる わたしたち夜に駆ける
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6. |
6/4
02:40
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Guitar: 石井龍一郎
Drums,Track: 川前ころ
Recording Engineer: 菊池賢治
Mastering Engineer: 菊池直樹
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7. |
やめるときも、すこやかなるときも
04:34
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一秒が永遠になる瞬間を知っている
その尊い命で地獄を見てきた
君は少し優しすぎる
生きているだけで傷つける
全員が加害者のこの世界で
悲劇のヒロインになることも許されず
無理をした笑顔で 誰かが泣いていた
願わないことを描いては消した
深夜の空に
「見える星座のかたちが
そのまま幸せのかたちならいいのに」
そう呟いた君の
手を握ることを躊躇った
僕はとても無力だった
穢れを知った 君に歌える歌を探している
穢れを知った 君は夢を描くことをやめた
穢れを知った 君に歌える歌を探している
そう 理屈じゃ語れないものを見たくて
僕はうたをうたってきた
全てが鮮明に見える朝
空はいつもより高くて広く
不思議と懐かしい匂いがした
もういない人のことを想う
心の中で君の名を呼ぶ
この出会いを奇跡と呼ばせて
あの別れは運命だった
この出会いを奇跡と呼ばせて
あの別れは運命だった
僕はこの出会いを奇跡と呼ぶ
やめるときも、すこやかなるときも
僕らのそばには音楽があった
やめるときも、すこやかなるときも
同じ空の下に君がいる
やめるときも、すこやかなるときも
僕らのそばには音楽があった
やめるときも、すこやかなるときも
同じ空の下で君が生きている
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